東芝 原子力敗戦

僕は古典だったり、専門書だったりと評価が確立されているものを読むことが多くて、それは何故かというと、読む本の評価が確立されていればいるほど読書行為の結果が蓄積されている感覚を感じていられるからなのだけれども、そういうこともあって普段なぜ東芝は失敗したのかみたいな本を読むことはほとんどない。

 

 

東芝 原子力敗戦

東芝 原子力敗戦

 

 

そんなこんなで祖父が推薦してきてたまたま手に取ってみたこの本に対しても、俺はゴシップ要素に感情を揺さぶられないぞ!という意志を二人三脚の相手にしていくような読み方だったのだけれども、イメルダ夫人の件なんかは型にはめたようなスキャンダラスエピソードで笑ってしまった。

 

「自分たちは国策を担っているのだ」という気概が、いつしか「国は国策企業の東芝を見捨てないはずだ」という甘えにすり替わる。(p.92)

 

 

来年から働く会社はそこそこ大きい組織なので、歯車は歯車でも自分は日本経済に欠かせない歯車だぞ、という意識の持ち方をして自分を納得させようとしていたけれども。おわり。

 


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